はしもとぶらり旅Ⅳ④
「恋し野の里 中将ヶ森 姿見池」
橋本の名所・観光スポットなど、ちょっといいとこを順次紹介しています。
初夏となりましたが、まだまだ雨の日も多いのかなと思います。季節の花を探しに、橋本市恋野へ。
奈良時代のお姫様である中将姫は幼くして母を亡くし継母を迎えますが、継母に命を狙われ、都を逃れ恋野の雲雀山に身を隠し仏に仕えます。姫は、里人達の庇護と奉仕の温情に対する感謝、並びに恋し野の里の繁栄を祈願し、姫の氏寺(五條市栄山寺)のみえる中将ヶ森に観音様をお祀りしました。
この森の奥に蓮池(姿見池)があり、姫が自らの姿を映したといわれます。池の周りには、紫陽花が鮮やかに咲いていました。雨の季節はやっぱりこの花ですね。池には、白く可憐なスイレンの花が咲き、雨が降るとより白く輝く事でしょう。
中将ヶ森は大きな木々に覆われ、夏でも涼しい感じで、いつ訪れても心落ち着く、静かなところです。