年頭所感
橋本商工会議所会頭 平野 耕造
謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、橋本商工会議所の活動に、多大なるご理解・ご支援を賜り誠にありがとうございました。
昨年は5月に新型コロナウイルス感染症が五類に移行し各地で「賑わい」が戻ってきた一年になったように思います。
さて、橋本市のような地方都市にとって景気浮揚のためには、先ず当所会員事業所を中心とした地域商工業の発展なくしてはなしえないという考えのもと、地域の商工業者を代表する経済団体として、地区内商工業者の振興に邁進してまいりたいと思います。
また「橋本市を若者が住みやすく、働きやすく、魅力溢れる町にしたい」という目標に対して本格的に動き出した一年となりました。
橋本市を若者にとって魅力のある町にし、若者が活躍できるようにすることで地域全体の活性化、雇用人材の安定確保、新規創業者の増加など、地元商工業の発展も見込むことができると考え、橋本市周辺の高校に通う高校3年生には進路や将来、住みたい地域などについて、また橋本商工会議所会員事業所で働かれている女性には子育てと仕事の関係などについてのアンケートを行い、橋本市や和歌山県への要望活動を行う上で貴重な参考材料とさせて頂きました。
地域資源を活用した観光事業やイベントを計画・実施することにより交流人口の増加を目指し、会員事業所並びに地域の維持発展につなげる活動も行いました。
その中でも「はしもと紀の川花夢計画」として取り組んで参りました「恋のチューリップ畑」も、今年度で5年目を迎え、「観光スポット」としての認知度も高まり、県内外からも観光客を呼び込むイベントとなってきました。市内での消費促進を目的としたシールラリーも今年で4回目を迎え多くの方に浸透しており、応募件数も増えて年末年始の慣例行事へと定着してきました。また「サイクリングに最適な町」として自然豊かな橋本市をサイクリストの皆さんに広く知って頂き、橋本市に訪れる機会が増えるよう情報発信にも力を入れています。
今後も橋本市が魅力あふれる地域になれるように常に模索しながら地域活性化につながる事業を展開していきたいと思います。
結びに2025年4月には大阪・関西万博が開催されます。関西はこれから国内外から注目をあびることが予想出来ます。その中で橋本市を少しでも多くの方に知って頂き、訪れて頂けるように橋本商工会議所としてPR出来ればと思います。
微力ではございますが、商工会議所の活動を通じ地域経済の活性化を目指し、役職員一同、引き続き邁進してまいります。会員並びに地域の皆様方の橋本商工会議所へのご支援を心からお願い申し上げまして、年頭のご挨拶と致します。