橋本のいいとこ紹介
~はしもとぶらり旅~
万葉びとの思いを胸に…「飛び越え石」
橋本の名所・観光スポットなど、ちょっといいとこを順次紹介しています。有名スポットだけでなく、「橋本にはこんな素敵な場所がある!」をテーマに紹介しています。
7月を迎え、夏の太陽が威力を発揮して汗ばむ季節となりました。何処か涼をとれる場所がないか、考えてしまう日々この頃です。 今回は、静寂につつまれた清流の中に、約1300年前の万葉の往時が偲ばれる「飛び越え石」をご紹介します。
「飛び越え石」は、隅田町真土の真土山の山裾を流れる落合川の両岸にあり、自然が作った畳一枚ほどの平たい浸食岩で、ふたつの石を挟んで和歌山県と奈良県に分かれます。万葉びとは故郷への哀愁と未だ見ぬ紀伊国への思いを胸に、この石をひとまたぎして大和の国を後にしたことでしょう。
場所は、隅田町真土の国道24号線を五條方面に向かい、峠を下った所の真土のバス停の裏を少し歩いた所にあります。歩く途中は、ハスやスイレンの花が見られ、徐々に静寂な空気に包まれていきます。階段を降りると川の音が聞こえ、「飛び越え石」が現れます。万葉の時代にタイムスリップし、1300年の時を超え今ここに…